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作品タイトル:レスキューボール 開発コード:Joseph(ヨーゼフ)

表示名:ResearchKing-Project ResqueBall

レスキューボール 開発コード:Joseph(ヨーゼフ)

コンセプト・作品説明
災害時にバラまいて人を検知すればサーバーに通知するシステムです。GR-COTTON上で音センサーや人感センサーを使用してXBeeとGPSで位置を伝えるようにしています。
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アイディアの内容と喜ぶ人

■アイデアに至った経緯
現在、あらゆる人がスマートフォンを手にしてどこにいてもインターネットに接続する事ができます。
また、IoTという言葉が流行するにつれ、人だけでなく多くのモノもインターネットに繋がりました。
街中にはWi-Fi,LTE,3G網が溢れ、どこにいても気軽にネットワークへ接続することができます。

しかし、ひとたび大災害が起これば送電網は途切れ、通信網は機能せず、簡単に孤立してしまいます。
また市街地ではなく山間部や海上などでは、まだまだ「圏外」が多く存在します。
もし自分が被災や遭難したとき、携帯電話が繋がれば誰かに助けを求める事は比較的簡単かもしれません。
通信網がダウンしても、ドローンを活用した災害救助や移動式携帯基地局などが実験的に進められています。
でも、携帯電話が手元に無かったり、上空からは発見できない場所にいたら助けを乞うのは困難でしょう。

例を挙げれば、先の震災時に瓦礫に埋もれ声も出せず、目の前に救助隊がいるのに呼べなかった。
また、山岳遭難事故で、救助隊がすぐそばまで来ていたが見つける事ができなかった。
そのような場面で、何か役に立つものは作れないか?というのがこのアイデアに至った経緯です。


■アイデアの内容
災害や遭難事故などの、ネットワークが遮断された場所に、後述する「レスキューボール」を
上空から数十~数百個散布します。
それらが被災者・遭難者を嗅ぎ付け、その位置を通報することによって救助作業を補助するものです。

レスキューボールの要求機能は以下となります。
1.メッシュ型の無線通信機能により、相互に通信可能であること
2.比較的長距離(数百m~数km)の無線通信機能を備えること
3.GPSにより自己位置情報を取得できること
4.振動/赤外線などを感知し人の検出が可能であること
5.人を検出あるいはマニュアル操作(ボタン押下)により自己位置を通報できること
6.上空からの散布に耐えるためカプセル状の形状とすること
7.電池により長期間(数日~数週間)動作すること
8.一装置が安価であること(1万円以下を目標とする)

これらの機能を有する事により、災害救助犬のごとく要救助者を嗅ぎ付け居場所を通報することができます。
もちろん誤検知などの課題もありますが、あくまでプロトタイプと割り切り、今後の防災技術向上の
一助となることを目指すものです。

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コンテスト最終審査までに実現すること

最終選考までのおおまかなスケジュールは以下の通りです。(※日付省略)
・ZigBeeによる相互通信機能およびGPSセンサの位置通知機能の実装
・手動操作による通報機能の実装
・加速度センサ、赤外線センサによる人検出機能の実装
・試作品によるフィールドテスト
・フィールドテストでのフィードバックと性能チューニング

/edDir/files/source_package.zip

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デモ動画

ResearchKing-Project ResqueBall

GRデザインコンテスト 2016 ファイナリスト

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