作品タイトル:目でできる!弦楽器の練習
表示名:First Four Notes
コンセプト・作品説明 |
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弦楽器は多くの人が弾いてみたいという憧れを持ちながら、基本練習である弓で音を出す(ボーイング)で、最初につまずいてしまいます。この「つまづき」を「気づき」へ。 センサーとITで、ボーイングを「見える」「わかる」「気づく」、そして上手くなるのを応援するプロダクト、それが「Bowing Vision」です。 |
アイデアの内容と喜ぶ人
初心者が、弦楽器のレッスンで最初に苦しむのが弓を弾く動作(ボウイング)です。まっすぐ弾いて、音を均等に出すということがなかなかできません。先生に「もっと、力を抜いて、腕の重みを利用して、まっすぐ動かして!」と言われ、自分ではまっすぐ腕を動かしているつもりなので、どこが悪いのかなかなか分かりません。鏡を見ながらと言っても初心者にはハードルが高いです。
そこで、腕の動きと演奏を同時に記録し、どこで、何が起きているのか、見て分かるようにします。右手に加速度センサーを装着し、また、本体のマイコンボードで同時に演奏を記録し、加速度からボウイングの軌跡、速さを解析して、スマホで演奏と合わせて見えるようにします。そうすれば、
「あ、音がかすれ始めた時に、腕が急に下がっている!」
「アップボウイングからダウンボウイングになる時に、速さが急に落ちてしまっている」
とどこに問題があるのか容易に把握できるようになります。
また、言葉を尽くして、様々な例を出して、伝えようとしている先生にとっても、実際の軌跡を生徒と見ることで、
「ほら、ここの位置に来ると、腕が下に急に落ち始めるでしょう?それで、音が急にかすれてしまうのよ」
と、言った具合に的確に教えることもできます。
・喜ぶ人
音楽が好きで弦楽器をはじめた子供や大人。そしてその人たちに、うまく楽器を弾けるように教えることに奮闘している街の先生たち。
コンテスト最終審査までに実現すること
・腕に装着した加速度センサーと体に装着したマイコンボードを接続し、加速度データを取得する。
・クラウドサーバーを立ち上げ、加速度データと演奏データをアップロードする。
・加速度データから腕の軌跡を生成する。
・生成した軌跡をスマホのアプリで表示する。(現在はiPadアプリで実装)
・軌跡と演奏を連携させる(指定した軌跡上の場所に対応する演奏データを再生するなど)。
・2つの軌跡を比較する(先生と生徒など)。
二次審査時の提出動画
2017年3月時のプロトタイプ動画
キャッチコピー
Bowing Vision
Actionable Insight to improve your bowing
新しい弦楽器の練習のかたち
Visible approach to string playing
analyze bowing with small sensors and report on score
直径3センチのセンサーがリアルタイムにボーイングを解析して楽譜に表示
Sharpen awareness of arm dynamics
visually understand how you move the bow and get right motion of bowing arm
腕の動きを目で見て理解し、自分に合った動かし方を習得
Get complete control of bowing
play in a smooth graceful motion and completely control music expression
弓を思い通りに操って音を完璧にコントロール
Our mission
Using the latest technologies , create more fun and happy scene for "people who play music" and "people who listen to music"
最新のテクノロジーを使って、新しい音楽の体験を生み出し、「音楽を演奏する人」、「音楽を聴く人」にとって、より幸せな世界を作る