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作品タイトル:Osara 料理に応じて変化する皿

表示名:旬のシイタケの石づき

Osara 料理に応じて変化する皿

コンセプト・作品説明
「Osara」は、色やパターンを変化させ、料理をよりおいしそうに見せるお皿です。
スマホの操作で、色やパターンを簡単に設定できたり、写真から料理を分析して、おいしく見える色を推薦したりします。 様々な色に変化するOsaraをならべて、食卓に彩りを添えましょう。
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アイディアの内容と喜ぶ人

「Osara」は、いつもの料理をいつもより美味しそうに見せる、変化する皿です。

食事は日々の生活の中で誰もが欠かすことのできない重要な行為です。
特に、料理の美味しさや食卓の雰囲気といった、食事の質が高ければ高い人ほど、人生に対する幸福感が強いという調査の結果があります。

食事の質の中でも料理の美味しさ高めるためには、料理自体の味や香りの他に、料理をよそう皿の色や模様、形の選択が重要であるといわれています。
しかし、どのような皿が作った料理の魅力を存分に引き出せるかを判断するのは容易ではなく、そもそも適切な皿や好みの皿が手元にないことが多々あります。

そこで、料理の写真からその魅力を引き出す色や模様を自動で判断して変化する皿「Osara」を提案します。

「Osara」はLEDとディスプレイを内蔵した皿本体と、スマートフォンアプリケーションにより構成されています。下記に示す手順により、「Osara」は料理の魅力を引き出します。

1.作った料理を「Osara」に乗せ、アプリを用いて撮影する
2.アプリ内で行われる画像処理により、料理の種類・色合いを分析する
3.分析結果から料理の魅力を引き出す皿の色と模様を決定する
4.皿本体に内臓されたLEDとディスプレイを、BLE通信やWi-Fi通信を用いてアプリから情報を送信することで変化させる

料理の種類の分析には深層学習を用い、適切な色と模様の判定は下記の例に示すような既存の知見を参考に、プロトタイプを用いた実験を重ねることで有意な判定を実現します。

料理と皿の組み合わせに関する既存の知見の例
・赤色の皿は緑色の食材を美味しく見せる効果がある
・緑色の皿はお刺身やお肉、野菜を美味しく見せる効果がある
・食材の色がこげ茶や茶色の場合は赤色のワンポイントアクセントを入れると良い etc

また、アプリからユーザが直接色と模様をカスタマイズできる機能も備えることで、好みの皿を作ることもできます。

「Osara」を利用すれば、食事の質を向上させたい料理を作る人または食べる人が、食卓で料理の魅力を手軽に向上させることができます。
家族のために毎日料理をするお母さんから、一人暮らしの自炊をする人、飲食店を営むシェフまで、幅広い人が「Osara」を食卓に広げることで幸せになると考えています。

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コンテスト最終審査までに実現すること

LED(テープ状)とディスプレイを用いた「osara」のプロトタイプを製作し、既存の知見を参考に料理の魅力を向上させる皿の姿ついて調査実験を行う。具体的には、料理の種類・色・量の要素ごとに適切な皿の色・模様を対応付け、様々な組み合わせについて評価者による反応の比較実験を行う予定である。

(二次審査まで) :皿本体のデザインの精錬と、実験結果を元に対応するスマートフォンアプリケーションを実装する。皿本体のデザインは、食卓に馴染み、LEDとディスプレイによる変化が強く反映されるデザインを考慮する。また、実装するアプリケーションの機能は、料理の写真から画像処理により色・量・種類を分析する機能、皿の色と模様を判定する機能、判定した内容をBLE通信やWi-fi通信により本体に送信する機能に分けられる。

実際にユーザを募り、フィードバックを募ることで改善を図る。

最終選考までに、実際に「osara」を利用する手順のデモを行い、閲覧者から確かに料理の魅力が向上したと評価されるところまで形にしたい。普及のために必要な防水性や耐久性、充電については、最終選考後に取り組む予定である。

/edDir/files/Osara_source_code.pdf

/edDir/files/Osara_BOM_Case_HowTo.pdf

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デモ動画

旬のシイタケの石づき

GRデザインコンテスト 2016 ファイナリスト

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