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作品タイトル:ThankSignal

表示名:旬のシイタケの石づき/村上舜

ThankSignal

コンセプト・作品説明
ThankSignalは、”ありがとう”を伝えるための車の新しい表示器です。
スマホを用いた音声認識、または画面のタップにより、車の後方に取り付けたLCDにアニメーションを表示させることで、後続車両や歩行者に”ありがとう”を伝えることができます。
可愛いキャラクターの表示器が、ちょっと気持ちの良い交通社会を実現します。
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アイディアの内容と喜ぶ人

■アイデアタイトル
ThankSignal ~「ありがとう」を伝えたくて~

■アイデア内容
ThankSignalは車の運転手が、後ろの車や、歩行者に簡単に、かつ明確に「ありがとう」を伝えることのできるデバイスです。

車を運転しているときに、割り込みや車線変更などをさせてもらったら、ハザードランプをたいて「ありがとう」を伝える行為が一般的になっていると思います。この行為は「サンキューハザード」と呼ばれ、教習所では教わりませんが、マナーとして浸透しています。このハザードの使い方は本来の使い方ではありませんが、相手とコミュニケーションをとりたいという思いから発生した行動です。

しかし、ハザード本来の使い方ではないため、相手が「ありがとう」の意味で受け取ってくれないことも珍しくなく、緊急のため停車するという合図ととらえられると危険が生じています。JAFや警察も「サンキューハザード」については「違法ではなく、すでに慣例となっているが、緊急駐車と混同してしまう好ましくない場合がある。」という見解のようです。このような「サンキューハザード」の問題点として次のようなことがあげられます。
・人や国によって受け取る意味が異なり、危険が生じる場合もある。
・適切なタイミングでハザードを出せないと「マナーの悪い運転手」と思われることがある。
・歩行者や自転車に対して「ありがとう」の意味で受け取ってもえらえない。
・本来の使い方ではないため、意味は分かるが快く思わない人たちもいる。
以上のことから、もっと明確に、簡単に「ありがとう」を伝える手段が望まれているのではないかと感じました。
さらに、自動運転が普及すると、より車から人への意思表示が必要になると思われます。

そこで、「ありがとう」を明確に、簡単に伝えるThankSignalを車にとりつけ、これらの問題を解決して、気持ちの良い交通社会を実現させます。

■システム構成
「ありがとう」を伝える絵文字画像を表示させるディスプレイと、表示させるための信号を送るコントローラの2つで構成されます。
絵文字(顔文字やピクトグラム)は一目で意味を認識しやすく、幅広い年齢や国籍の人にも対応できます。また、スピードが速い時でも一瞬で意味を認識できるため、文字よりも意味を伝えやすい効果があります。

・表示器側
GR-PEACH+ディスプレイ+BLEで、スマホアプリからの指示を受け取り、ディスプレイにあらかじめ複数登録されている絵文字画像をアニメーション表示させます。車の後続車から見えるように、後方ガラスに取り付けます。

・コントローラ側
タップ、又は音声認識するとBLE経由で表示器に登録されている任意の絵文字画像を表示させる。スマホは誰もが持っていて使いやすく、アプリを用いて運転前にあらかじめ絵文字(表情)をカスタマイズすることができ、好みの絵文字を表示することができます。

■使用方法
・運転手のそばにスマホを設置。
・ありがとうを伝えたい場面で
  ・画面のボタンをタップ。
  ・又は「ありがとう」と音声認識。
・車の後方ガラスに設置した表示器が信号を受け取り、絵文字画像を一定時間表示する。

■幸せになる人
すべてのドライバー、特に
・運転時、余裕がなくてとっさに「サンキューハザード」を出せなかった人。
・ハザードを「ありがとう」の意味で使いたくなかった人。
・道を譲ってあげた後にマナーを求める人。
・海外に行ったときに「サンキューハザード」出すべきかわからなかった人。
・いままで車とのコミュニケーション外だった歩行者や自転車。

ThankSignalは、シグナルを出す人も出される人も気持ちよくコミュニケーションがとれ、道路を使う人すべてにとってちょっと気持ちいい交通社会を提供します。

 

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コンテスト最終審査までに実現すること

GR-PEACHとLCDを用いた絵文字表示を行うデバイスの作成と、コントローラアプリの作成。また、この2つをBLEにより通信させ、運用可能な状態にすること。
 

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デモ動画

旬のシイタケの石づき/村上舜

GRデザインコンテスト 2016 ファイナリスト

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